上司が産業医をやっているのをみて「おいしいなぁ~。」と思って産業医の資格を取り始めたトラスタスです。
今回は産業医資格の取り方ってどうやってやるか。
一番大事な 基礎研修の取り方 基礎研修にについて 説明していきたいと思います。
産業医資格の基礎研修について
日本医師会の認定産業医をとるためには簡単にいうと産業医の基礎研修50単位以上の修了もしくはそれと同等以上の研修を修了が必要になってきます。
産業医の基礎研修というのは日本医師会もしくは都道府県医師会で実施する研修会のことで、それを50単位以上取得します。
つまり 50時間以上講習に参加してください、ということです。
基礎研修会の日程は日本医師会・認定産業医サイトで確認できます。
2か月程度先まで講習会は出揃っていることが多いですが、それ以降の講習会はまだ掲載されていないことがあります。
もちろん半年~1年先の講習会も掲載されていることもあります。
日程はちょこちょこ更新されますので、1-2週間毎にチェックすることをおすすめします。
人気のある講習会はすぐに埋まってしまいますので注意が必要です。
1週間もしないうちに埋まってしまうこともあります。特に実地研修が早く埋まります。
なぜかというと日本医師会・認定産業医サイトに登録される前から募集を開始している講習会が圧倒的に多いからです。
日本医師会・認定産業医サイトの前にその医師会に所属する先生に手紙で募集したり、医師会ホームページで募集を開始しています。
ご自身の近くの都道府県の医師会ホームページをチェックしておくことも大事です。
実際に私自身が卒業した大学の同窓会から産業医講習会のお知らせがありました。
もちろん所属している医師会や同窓会が開催する講習会は安くなるために申し込みしました。
またそれと同等以上の研修を修了というのはどういうことなのかといいますと
- 産業医科大学を卒業する
- 産業医科大学の基礎研修会集中講義を受講(2016年度は8月・北九州市、12月・東京)
となります。
基礎研修の単位について
基礎研修50単位以上でも3つにわかれており
- 前期研修(14単位以上)
- 実地研修(10単位以上)
- 後期研修(26単位以上)
となっています。
産業医科大学等の集中講義を受けない方は以下のことを参考して講習を受けていったほうが良いと思います。
前期研修(14単位以上)
前期研修は研修内容が以下のように決まっています。
そのため、絶対に連続して取ったほうがいいです。
連続して研修しないと「どれが取れててどれが取れてなかったっけ?」と考える時間がもったいないですし、場所によって 14単位のを2日でやるのか3日であるのか4日でやるのかまちまちです。
- 総論 2単位
- 健康管理 2単位
- メンタルヘルス 1単位
- 健康保持増進 1単位
- 作業環境管理 2単位
- 有害業務管理 2単位
- 産業医活動の実際 2単位
ただ連続してとれるところがほとんどです。
2日間で行われ、土日を使用したり、2週間連続で日曜日に行われることが多いです。 行っている医師会が少ないため計画的に取得しましょう。
私が受けた講習会で言っていたのですが「教えられる講師が少ないため前期研修が少ないんだよ。」だそうです。
一番最初に前期研修を受けないといけない訳ではないのであしからず。
実地研修(10単位以上)
実地研修は 見学や環境測定など実践的な研修です。
実地研修は10単位だから楽勝じゃんと思う人が多いと思いますが、個人的には実はこれが一番大変です。
実地研修を行っているところが少ないのと前期研修と違って連続して取れないからです。
実地研修は実際に工場見学であったり、器具の使用方法を教えてもらうため行える場所、教えられる人が少ないのが原因です。
1日に取れる単位も後期研修と一緒に講習を受け実地研修2単位だけであったり、実地研修だけだと2単位~4単位と少ないです。
③
後期研修(26単位)
後期研修は 地域の特性を考慮した実務的・やや専門的・統括的な研修です。
後期研修は26単位と大変ですが、1日で6-7単位を取れることが多いため比較的簡単に取れます。
19時前後から2~3単位の講習を行っているところもあります。
地域の医師会で行っていることもありますので近くで探すこともできます。 時間や場所の自由度が高いので後期研修の自分にあった取り方をおすすめします。
長くなってきたので今回はここまでにします。
実際の講習の期間や費用については 産業医の取り方(2) を確認してください。
まとめ
医師会の認定産業医になるためには 医師会の基礎研修を50単位以上を受講もしくは産業医科大学の基礎研修会を受講する。
①前期研修(14単位以上)
②実地研修(10単位以上)
③後期研修(26単位以上)
以上です。
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