非常勤の産業医ってどう始めるの?

内科・産業医
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産業医の資格を持っているけど嘱託産業医、いわゆる非常勤の産業医を始めるのを躊躇している人が多いんじゃないでしょうか?

産業医の講習を受けても実際どんなことをしているかわからないし、求人の見つけ方も分からないですよね?

今回は産業医の業務内容や求人の探し方を伝えていきたいと思います。

非常勤産業医の業務内容

産業医の業務内容は法律で決められてますが簡単に言うと以下の3つ。

  1. 健康診断とストレスチェックの実施と面接指導
  2. 職場の巡視(月に1回)
  3. 健康教育、衛生教育(安全衛生委員会の参加)

1つ目の健康診断は自分の病院やクリニックで実施しなくても大丈夫です。

健康診断とストレスチェックを実施し、その結果をもとに必要に応じて面接指導を行います。

2つ目は50人を超える職場であれば月に1度の職場の巡視が必須になります。

職場によって求められる職場の巡視が異なりますが、工場等でなければ熱中症、感染対策の相談がメインになります。

3つ目は健康教育と衛生教育になりますが頻度は3ー4か月に1度くらいが一般的です。

毎月やるところや年1回ずつしかやらないとこもあります。

衛生教育の一部になりますが工場などは月に1度の安全衛生委員会の開催が必須であり、産業医参加も推奨されています。

結構大変じゃないの?って思う人がいますが業務自体は思っていたより大変です。

楽だから始めようと思っている人にはオススメしません。

ただ時間通りに終わりたい。って人に強くオススメします。

業務の延長はほとんどないので、小さいお子さんがいる人にも良いですよね。

非常勤産業医の給料

非常勤での産業医アルバイトは内科の非常勤アルバイトと同じくらいの相場です。

地域によって多少異なりますが

1日8時間で 8~9万円前後

半日3~4時間で 4~4.5万前後

が相場になります。

最近はオンラインを併用して値段が安い産業医が増えてきています。

そういった案件だと1時間8000円~1万円です。

オンライン診療が時給8000円前後なので通勤時間を考えれば許容範囲かなと思います。

あとは医師会からの照会案件であれば1~2時間3万円の産業医の非常勤もあります。

ただし従業員が50人~100人の中小企業で月に2~4回の勤務です。

もちろん産業医は自分だけなので最初からできるものではありません。

まずは大手企業の産業医を経験しましょう。

非常勤産業医の求人の探し方

一つ目の産業医の仕事を探すのが本当に大変です。

当たり前ですが初めて産業医をする人になかなか産業医をお願いします。って会社はなかなか見つかりません

私のオススメは常勤産業医がいて、勉強しながら非常勤産業医をするのが一番良いですよね。

ただそんなおいしい話はなかなか見つかりません。

なので初めて非常勤の産業医を探す人は医師の求人サイトで探すことをオススメします。

最初は業務内容を覚えるために1~3年働くと割り切って多少条件が悪くても大手企業の非常勤産業医に応募するのが良いです。

未経験者でも可能な案件に申し込みをしましょう。

常勤の産業医の下で働いて健康診断やストレスチェックの結果のチェックや指導がメインになると思いますが業務を覚えるには最適です。

マニュアルが完備されているところもあります。

ただ未経験者でも可能な大手企業の非常勤産業医はとても人気が高く面接で普通に落とされます。

ダメだったら次に受けようって程度で受けましょう。

私も実は面接で2か所落ちています。医師になって面接で落ちるなんて思ってなかったのでビックリです。

医師求人サイトで非常勤産業医を探す

ちなみに私が一番オススメする求人サイトはマイナビドクターです。

マイナビドクターは名前の通り就職・転職業界の大手・マイナビが運営する医師求人・医師転職サイトです。

大手の就職や転職サイトのため大手の企業と取引が多いためかまず最初に狙う大企業の産業医アルバイトが豊富です。

非公開求人も多いため、まずマイナビドクターを登録から探していきましょう。

そうじゃないとお目当ての大手企業の求人案件が見つからないなんてことになります。

特に大手企業の産業医案件が出てくるのは7月~12月なので見逃さないようにしましょう。

それでもうまく見つからない人はメディウエルとm3キャリアが良いです。

理由はなんといって医師求人案件の多さです。

ただマイナビドクターでうまく見つからなかったらこの2つは同時に登録しておいた方がよいです。

大手企業や人気案件は専属契約が多く情報を見逃す可能性があるからです。

専属契約しているものはほとんどが非公開案件になるため、登録していないとせっかくの産業医の求人が見れません。

15社を超える医師求人サイトを登録したものとしてワンポイントアドバイスです。

医師求人のメールが増えてしまうので絶対に医師求人登録専用のyahooやgmailでフリーメールを取得してから登録しましょう。

この2つの医師転職サイトの特徴はメディウエルは地方に強くm3キャリアはと首都圏や関西などに強いといった特徴があります。

メディウエルは親身に相談に乗ってくれますし、自分が申し込んだ案件以外も条件があえば紹介してくれます。

オンラインで面接できますし、個人的には大好きな医師求人サイトです。

メディウエルは医師に特化した求人サイトで私のキャリアを考え目先の利益だけでなく一番ちゃんと向き合ってくれたからです。

詳しくはこちら ↓↓↓ を読んでいただければ幸いです。

m3キャリアは皆さんご存知の通り医師向けのポイントサイトじゃなった・・・。

医学情報サイトのエムスリーが運営する医師転職サイトです。

他の求人サイトの案件も見えるため求人数がとても多いです。

スポットや非常勤の案件は関東では他の追随を許さないほどの圧倒的な差があります。

特に東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県の人は絶対に登録しましょう。

数年前までは産業医案件は多くはなかったんですが登録しておく価値があります。

都道府県医師会で非常勤産業医を探す

産業医は都道府県の医師会が発行、管理をしているため医師会にも求人情報があります。

どちらかというと中小企業からの求人が多いため単価は安いですが、勤務時間が短かったり柔軟に対応してもらえるためクリニックを開いている開業医にオススメです。

近くの会社であればクリニックの休み時間に行く開業医の人もいます。

月に1,2回の求人もあるのが医師会の特徴といえます。

ただ未経験ではなかなか求人を獲得するのは難しいです。

まずは医師求人サイトで産業医の経験を積んでから、短時間でできる案件を増やしていくのが良いと思います。

まとめ

  • 産業医の仕事は健康診断やストレスチェック、現場巡視、健康教育など
  • 産業医の給料は内科と一緒で半日で4.0~4.5万円
  • 最初は大手企業の産業医で仕事を覚える
  • 最初の産業医求人は探すのが大変
  • オススメの求人サイトはマイナビドクター
  • 産業医経験者は医師会の求人も要チェック

最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆さんもよい産業医求人が見つかりますように願ってます。

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