海外赴任や留学に子どもを帯同させる時は予防接種の証明書が絶対に必要です。
特に学校や幼稚園に入る際に英語での予防接種証明書が求められます。
必要なレベルは親の英訳、日本医師のサイン付きの英訳、現地医師のサイン付きの英訳など様々です。
学校に入らないから小さなお子さんは必要ないかと思っている人もいるかもしてないですが現地でも予防接種を受ける可能性も出てくるのでお子さんがいる家庭は必ず持っていきましょう。
母子手帳の英訳は出生時に問題がなければ個人的には必須ではありません。ただ母子手帳も一緒に翻訳してくれるサービスもあります。
しかしそもそもアメリカには母子手帳はありませんので翻訳しなくても大きな問題にならないでしょう。
私の住んでいるニューヨークは現地のドクターによる指定の用紙に記載とデーターベースに登録が必要なため日本からは日本人医師のサイン付きの予防接種の英訳を持っていき現地のクリニックを受診することをオススメします。
ニューヨーク周辺のいくつかの日本人クリニックでは日本語の母子手帳のままでも大丈夫ですが特殊なケースだと思います。
予防接種の翻訳の証明書の発行方法を大きく分けると5つあります。
オススメ順に記載してます。
- 航空会社や引越し会社の赴任サポート
- お住いの市役所
- 地元や知り合いのクリニック
- 予防医学推進センター
- トラベルクリニック
それぞれ特徴やおすすめの方法を説明していきます。
航空会社や引越し会社の赴任サポート
一番のオススメは航空会社や引越し会社の赴任サポートを使用することです。
海外赴任の人はチケット代や引越し代を出してくれることが多いのでその中に含まれます。
海外赴任や留学の際はJALやANAで行くことが多いと思いますがその海外赴任者向けのサービスとして予防接種や母子手帳の英訳サービスがあります。
JALの場合だとJAL赴任プラン、ANAの場合は赴任コンポが該当します。
各航空会社の赴任者向けのサービスで正規のチケットを購入した際にチケットの種類に応じてポイントをもらえます。
そのポイントを使用して予防接種証明書や母子手帳を翻訳してもらいます。
このサービスは診療が必要なく本人が病院に行く必要がありません。
母子手帳のコピーを郵送すると3週間前後で翻訳された日本人医師のサイン付きの予防接種証明書や母子手帳の内容が送られてきます。
ただJALもANAも正規のチケット代を払った人のサービスであり格安航空券やマイルを使用した特典航空券が対象外です。
海外赴任で会社からチケット支給されている人だけのサービスなのかと思います。
正規のチケットを持っている人は一番この方法がオススメです。
うちは日系航空会社のチケットを正規の値段で買えるわけもなく対象外でした。
日通を使って引越しする人は母子手帳英訳のサービスがあります。
日通の海外生活サポートサービスの一つですがこれは有料になります。値段は調べてみましたが記載はありませんでした。
日通の引越し料金と一緒に請求されます。引越し代が会社持ちなら内緒で請求できるかもしれないですね。
日通のサービスも病院に行く必要がなく英訳できるので簡単です。
お住いの市役所
次にオススメなのがオススメなのが市役所の公的サービスです。
お住いの市役所で予防接種歴を英訳してくれるところもあります。
ちなみに私が住んでいた市役所では無料で定期接種のものは予防接接種証明書を発行してくれます。
すごいね。
ただ国が決めている定期接種のみが対象で、自分の希望で追加した任意接種したものは記載してくれません。
私は任意接種も何個かしていたので諦めました。
市町村によって対応が異なりますが無料もしくは超格安で発行できるので一度市役所に電話してみてください。
地元や知り合いのクリニック
地元や知り合いのクリニックは本当に当たりはずれがあると思います。
ただトラベルクリニックよりは安くできる方法ではないかと思います。
実は私も自分の勤務先で知り合いに予防接種証明書を書いたことがあります。
ただこの場合はフォームを自分で作成し病院の印鑑とサインのみしてもらう方法が良いと思います。
フォームはさやほたblogさんもしくは小児科医会の国際委員会を参考にしてください。
かかりつけの小児科に電話で印鑑とサインしてもらえるか確認しましょう。
この際に本人が行かなきゃいけないかも確認しましょう。
多くの病院で断られると思って下さい。
またトラベルクリニックも含まれてしまいますが厚生労働省のFORTHの予防接種実施医療機関で調べると意外と近くの医療機関がヒットし書いてくれるところがあるかもしれません。
値段は保険診療にならないので初診料1500-2000円前後と診断書発行代3000-5000円でやってくれるはずです。
私は近くのクリニックでOKをもらったのですが『子供も一緒に受診してください。初診料と英語の診断書は5000円かかります。』とのことだったのでやめました。
予防医学推進センター
予防医学推進センターは予防医学を推進する団体で母子手帳を翻訳してくれるサービスを提供してます。
サービス内容は8000円で母子手帳の英訳をしてくれます。
本人の受診も必要ありませんし、フォームを入力し母子手帳のコピーを郵送すると4週間後に届きます。
私はこの予防医学推進センターを利用しました。
ありがとうございました。
トラベルクリニック
トラベルクリニックは専門にやっているだけあって地元のクリニックとは違い必ず予防接種証明書を発行してくれます。
電話の時も対応に慣れているのでストレスフリーです。
予め予防接種の依頼フォームと母子手帳のコピーを送付して当日受診するともらえるところもありますし、当日母子手帳を持っていき1週間後に郵送してくれるところもあります。
多くの場所が1~2週間前後で迅速に対応してくれますし、追加料金を払うことによってさらに早くやってくれるところもあります。
値段は9000円~25000円前後とお金がかかります。ただ時間がない人にはオススメです。
また追加の予防接種を受けないといけない人は予防接種と同時に証明書ももらえるので楽ですよね。
ただ何を追加接種するか相談してくれる訳でなく自分で調べた上で追加したい予防接種を伝え予約する形になります。
日本渡航医学会と日本旅行医学会からクリニックは検索できます。
まとめ
一番は航空会社や日通のサービスがオススメです。期間は3週間前後。チケット購入もしくは日通のでの引越しが必須。
市役所は発酵してくれるかは自治体よりますが定期接種のみの人には最適です。
地元のクリニックはお安くできる可能性はありますが、もはやめぐりあわせによります。
予防医学推進センターは8000円で母子手帳翻訳をしてくれるのでお得ですが4週間かかります。
トラベルクリニックは高いですが早く、なおかつ追加の予防接種も打つことができます。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
海外赴任や留学は大変なことも多いと思いますが頑張ってください。
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