産業医の取り方(2)講習期間と費用

内科・産業医
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産業医の資格を取ることを企んでいるトラスタスです。

今回は実際の産業医資格をとるためには どのくらいの期間と費用が必要なの? ということを解説していきたいと思います

産業医の講習期間、費用について

産業医の講習は主に分けて集中講義とばらばら講義を取る方法があります。

そのため講習期間は集中講義であれば最短で6日間。

ばらばらに講義をとるとなると3か月から2年前後です。

費用に関しては講習費用が5万から15万前後に加えて、産業医の各都道府県医師会への申請費用が10800円(医師会会員の場合は不要なことが多い)がかかります。

講習費用が5万から15万なんてばらつきすぎだろ!!ってつっこみがあると思いますがまさにその通りです。

産業医の講習会は各都道府県医師会が行っていることが多く、各医師会によってかなり値段に差があります。

また医師会の会員か非会員で値段が変わってくるからです。

例えば自分が受けてた日本医科歯科大学・東京都医師会主催の前期研修(14単位)ですが

日本医科大学医師会会員 2万

東京都医師会会員 3万

非会員 4万円

となっています。

日本医科大学医師会会員と非会員で2倍の差がつきます。

産業医取得のための基礎研修は50単位以上であるため、この価格差がボディーブローのように効いてきます。

しっかり調べてから申し込んだほうが良いですね。

産業医集中講義について

集中講義は一気に50単位取れるため時間的に無駄がなく忙しい医師には大変おすすめの方法です。

特に東京でやる集中講座はとても人気が高くすぐ埋まっちゃうので注意して下さい。

有名なのは産業医科大学の集中講義です。

産業医科大学の集中講義

実際に自分の上司はこの方法で取りました。

夏季集中講座@北九州 7月連続6日間 or 8月連続6日間 100,000円

冬季集中講座@東京 11月~2月のどれか連続6日間 150,000円

2021年の東京開催は11月に行われました。

それに宿泊費と交通費も考えなくてはいけないので注意してください。

産業医科大学|産業医科大学が行う研修事業

独協医科大学の集中講義

8月9月の日曜祝日 6日間 @ 栃木県

費用は54000円で格安ですが移動費も考えなければなりませんね。

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集中講義は他にもあります。

更新が大変なので別のページのしたのでご確認ください ↓↓↓

ばらばらに講義を取る方法

ほとんどの人がこの方法でとると思います。

都道府県や市町村の医師会で行われている基礎研修の講義を50単位以上取る方法です。

基礎研修50単位以上でも3つにわかれており

  • 前期研修(14単位以上)
  • 実地研修(10単位以上)
  • 後期研修(26単位以上)

となっています。

50単位って何?って思われる人は 産業医資格の取り方(1)↓↓↓ も確認して頂けると幸いです。

まずは講習会がどこでいつ行っているか確認しないといけません。

一番ポピュラーなサイトは日本医師会・認定産業医サイトです。

トップページ | 日本医師会 全国医師会産業医部会連絡協議会

ここでいつどこでやっているか確認してください。

比較的どこの都道府県でも行われていることがわかると思いますが前期研修は行っているところが少ないのがわかります。

ちなみに前期研修が終わっていないから実地研修や後期研修を受けてはいけない訳ではないのです。

前期研修(14単位以上)

前期研修は行っているところが少ないです。基本的に大都市で行われていることが多いです。

東京や大阪は比較的多く行われています。

前回も書きましたが2日間連続して取りましょう。

受ける内容が決まっているためにばらばらに取ることが難しいです。

また費用ですが場所によってかなりばらつきがあります。

自分が調べた中ですが非医師会会員でも

埼玉 24000円

大阪 30000円

静岡 40000円

東京 40000円

となっています。

医師会会員であればその半額になることが多いです。

つまり前期研修は期間は2日間、費用は12000円~40000円となっています。

実地研修(10単位以上)

実地研修は10単位ですが、まとめて、また連続して行っているところが少なく取得が難しいです。

産業医を更新するための生涯研修の実地と同時に行われています。

具体的には1日で後期研修4単位と実地研修2単位とか実地研修だけだと2単位~4単位といった具合です。

行われる場所や回数が少なく、すぐに締め切られる傾向にあります。

特に実地研修のみ行われいるものがすぐに締め切られます。

実地研修は1日で後期研修と一緒に行われているものも多いので後期研修と一緒に申し込むことをおすすめします。

取得できる単位は後期研修4-5単位+実地研修2単位の組み合わせが多いです。

費用は1日で8000円~20000円となっています。

実地研修のみ行っているところは調べた中では2-6単位で2000円~20000円でした。

2単位と短いものや地方でやっているものが安い傾向にありました。また地方でやっているほうが安い傾向にあります。

1単位あたり1000円~3300円です。3倍以上の差があります。

後期研修(26単位以上)

後期研修は26単位と多いですが日時も場所も比較的選べます。

丸1日行われることもありますし、19時前後から2~3単位の講習を行っているところもあります。

ちなみにおすすめは実地研修とセットになっているものを中心にとることです。

理由は実地研修が取りづらいからです。

もちろん少しずつ取ることも可能なので自分にあった形で取りましょう。

値段は実地研修と同様で1日6-7単位で8000円~20000円となっています。

安ければ1単位当たり1000円です。

おすすめは実地研修と後期研修は

実地研修2単位+後期研修4-5単位 × 5日間 + 後期研修 残り1-6単位 × 1日間

費用は全部合わせて 2万6000円 ~ 12万円

となっています。

まとめ

  • 医師会の認定産業医になるためには 集中講義とばらばら講義を取る方法がある。
  • 期間は集中講義は最短で6日間ばらばら講義なら3か月~2年
  • 講習費用が5万~15万前後
  • 産業医の各都道府県医師会への申請費用が10800円(医師会会員の場合は不要)

以上です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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