救急専門医の更新

救急専門医も専門医機構による新専門医制度に移行していく予定になったため更新制度が変わったので確認していきましょう。

専門医機構の新専門医制度の更新は以下に記す4項目の合計が50単位必要です。

 項 目  取得単位
 i) 診療実績の証明

A診療実績(20件で1単位)B能力判定試験(5単位)

  最小 5 単位、最大 10 単位
  ii) 専門医共通講習

専門研修施設群のいずれかの施設が開催するもの

  最小 5 単位、最大 10 単位

(このうち 3 単位は必修講習)

 iii) 救急科領域講習

①学会(☆1)が主催する教育講演・リフレッシャーセミナー(最小6単位)

②救急領域に関する医師会主催のセミナー・講演会

③厚生労働省病院前医療体制における指導医等研修会 (初級,上級)都道府県災害医療コーディネート研修会

④機構が認定するシミュレーション Off-JT  (受講あるいはインストラクター参加、最大12単位)

  最小 20 単位
iv) 学術業績・診療以外の活動実績

査読のある雑誌への救急医学系論文の投稿(筆頭) 2 単位 (共著) 1 単位

学術集会(☆2)での発表(演者か共同演者 1 名(2nd author)) 1 単位/演題

学術集会(☆2)での司会・座長 1 単位/回

学術集会(☆2)における参加 1 単位/学術集会(最大 3 単位)

学術研究(レジストリ登録)への参加 1 単位/5 症例登録(最大 3 単位)

災害訓練への参加 2 単位/回(最大 4 単位)

地域の救急医療機関との連携会議への参加 1 単位/回(最大 4 単位)

地域の市民・医療従事者への教育・啓発活動

  0~10 単位

☆1日本救急医学会、日本臨床救急医学会、日本救急医学会地方会、日本集中治療医学会、 日本熱傷学会、日本外傷学会、日本中毒学会、日本集団災害医学会

☆2日本集中治療医学会、日本外傷学会、日本中毒学会、日本熱傷学会 日本脳卒中学会、日本腹部救急医学会、日本脳死脳蘇生学会、日本救命医療学会、日本集団災害医 学会、日本小児救急医学会、日本神経救急学会、日本脳神経外科救急学会、日本交通科学学会、 日本 Shock 学会、日本航空医療学会、日本蘇生学会、日本精神科救急学会、日本 Acute Care Surgery 学会、日本病院前救急診療医学 および本機構の認める救急医学関連の国際学会が行う学術集会

なんだか複雑になっているのと学会(☆1)が主催する教育講演・リフレッシャーセミナーの最小6単位を絶対に取り忘れないようにしないといけないですね。

更新の移行期の2016年から2019年はどうなっているかというと救急学会での更新も可能であり、救急学会認定の救急専門医(旧制度)と専門医機構の救急専門医(新制度)が2024年まではクロスする形になります。

専門医機構での更新も2016年から2019年はクロスしているのでまた以下に記載します。またそれなら救急学会認定の専門医制度(旧制度)で更新しようと思う人がいるでしょうから同様に記載しておきます。

まず救急学会認定の専門医制度(旧制度)の更新方法。

1-5までの合計が150点以上必要。

 1、学会出席  2、学会発表☆3  3、司会・座長
日本救急医学会総会 50点  50点  50点
日本臨床救急医学会総会  35点  35点 35点
 日本救急医学会地方会   20点  20点  20点
 日本医学会総会及び救急医学に関連する日本医学会分科会☆4 (地方会は除く)   10点  10点  10点
 その他の救急医学に関連する学会・研究会*2(地方会は除く)  5点  5点  5点
日本救急医学会主催・共催のセミナーまたは講演会  主催:30点

共催:10点

 主催:30点共催:なし  主催:30点共催:なし
 JATEC、JPTEC、ICLS(AHA/ACLSを含む)コース   5点

最大:10点/年

☆3共同演者については、その得点を全演者の人数で除した点数(切り上げ)

☆4日本医学会総会、日本内科学会、日本小児科学会、日本循環器学会、日本外科学会、日本整形外科学会、日本麻酔科学会、日本胸部外科学会、日本脳神経外科学会、日本形成外科学会、日本小児外科学会、日本消化器外科学会、日本職業・災害医学会、日本心臓血管外科学会、日本集中治療医学会、日本脳卒中学会、日本感染症学会、日本血栓止血学会、日本消化器内視鏡学会

☆5 日本中毒学会、日本熱傷学会、日本腹部救急医学会、日本臨床外科学会、日本脳死脳蘇生学会、日本外傷学会、日本救命医療学会、日本集団災害医学会、日本小児救急医学会、日本神経救急学会、日本脳神経外科救急学会、日本交通科学学会 、日本Shock学会、日本航空医療学会、日本蘇生学会、日本精神科救急学会

4.誌上発表(救急医学、または救急医学に関連する論文)

1)原著、英文論文、その他解説論文 筆 頭 著 者:1編につき40点 共同執筆者: 40点を全執筆者の人数で除した 点数(切り上げ)

2)日本救急医学会雑誌・Acute Medicine & Surgery掲載論文は、2倍の配点とする。

5.海外での救急医学に関連する学会参加、学会発表、論文発表、セミナーや講演会はそれぞれ 上記1〜4に準じる。

 

続いて、2016年~2019年の移行期の専門医機構の救急専門医(新制度)の更新方法。

 項 目 2016年   2017年  2018年  2019年
 i) 診療実績の証明  判定試験 5 単位  判定試験 5 単位  判定試験 5 単位  判定試験 5 単位
 ii) 専門医共通講習

iii) 救急科領域講習

iv) 学術業績・診療以外 の活動実績

5単位

学術業績は対象外

15 単位

必修講習で 1 単位以上

学術業績は 対象外

 25 単位

必修講習で 2 単位以上

学術業績は 対象外

 35 単位

必修講習で 3 単位以上

 従来の業績  120点 90点

off-JTコース参加は対象外

60点

off-JTコース参加は対象外

30点

業績の重複は 不可

 

以上になります。詳細は必ず自分でチェックしてください。

 

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