災害拠点病院の要綱

災害拠点病院というのは、災害発生時に災害医療を行う医療機関を支援する病院のこと。

つまり災害の際に地域の中心となる病院のことです。

全国で2015年4月時点で694病院あります。

もちろん都市部で多い傾向があり東京には68ものの災害拠点病院があります。

また面積が広い北海道でも多く32病院あり、これは全国3位です。

当院はこの災害拠点病院を目指そうと思っています。

指定要件は都道府県により異なりますが、厚生労働省から一定の抄が出ています。

運営について

・ 24時間緊急対応し、災害発生時に被災地内の傷病者等の受け入れ及び搬出を行うことが可能な体制を有すること

・ 災害発生時に被災地からの傷病者の受け入れ拠点にもなること

・ 災害派遣医療チーム(DMAT)を保有し、その派遣体制があること

・ 救命救急センターもしくは第二次救急医療機関であること

・ 地域の第二次救急医療機関とともに定期的な訓練を実施し、災害時に地域の医療機関への支援を行う体制を整えていること

・ ヘリコプター搬送の際には同乗する医師を派遣できることが望ましい

施設及び設備について

・ 救急診療に必要な部門を設けると共に、災害時における患者の多数発生時に対応可能なスペース及び簡易ベッド等の備蓄スペースを有することが望ましい

・ 診療機能を有する施設は耐震構造を有すること

・ 通常時の6割の程度の発電容量のある自家発電設備等を保有し、3日分程度の燃料を確保しておくこと

・ 適切な容量の受水槽の保有、停電時にも使用可能な井戸設備の整備、優先的な給水協定の締結等により災害時の診療に必要な水を確保すること

・ 衛星電話を保有し、衛星回線インターネットが利用できる環境を整備すること

・ 広域災害・救急医療情報システムに参加し、災害時に情報を入力する体制を整えておくこと

・ 多発外傷、挫滅症候群、広範囲熱傷等の災害時に多発する重篤救急患者の救命医療を行うために必要な診療設備を有すること

・ 患者多数発生時用の簡易ベッドを有すること

・ 被災地における自己完結型の医療救護に対応できる器材を有すること

・ トリアージタッグを有すること

・ 食料、飲料水、医薬品等について、流通を通じて適切に供給されるまでに必要な量として、3日分程度を備蓄しておくこと

・ 原則として病院敷地内にヘリコプターの離着陸場を有すること

・ 原則としてDMATや医療チームの派遣に必要な緊急車両を有すること

災害拠点病院の作り方ですが

まずは救急診療科の仕事をしっかりして、その後病院に災害拠点病院を作ることを提案。

地域の中核病院であれば病院としても災害対策をしっかりしなくてはいけないし、多少ですがDPCの係数が増え増収になります。

それをうまくプレゼンできれば病院もOKしてくれるはずです。

450床程度の当院では約180万の増収になるそうです。

うまく提案できればその後はまず事務に都道府県の担当課にヒアリングに行ってもらいます。

そこでだいたい都道府県が今後増やしていきたいのか、それとももう充足していると考えているのかがわかります。

県によって要件が多少異なりますからしっかりヒアリングしてきて申請書等を確認しましょう。

その後、必要な物品を揃えていきます。

災害拠点病院になるには一番はインフラ整備が大事なので事務をしっかり取り込むことが大事です。

上の必要要件を見てもらえればわかるように自家発電や水道、非常食、テント、簡易ベッド等が必要になってきます。

お金がかかるので病院の執行部や事務の協力が不可欠になってきます。

必要要件が整ったところでDMATの研修にやっといけます。

そして晴れて災害拠点病院に認定されます。

なので期間は3年計画と考えています。

まず1年目に病院に提案し、災害拠点病院の委員会を作成。

2年目に物品等を揃え、DMATの講習会を受けに行く。

3年目に災害拠点病院を目指す。

なので当院が認定されるのは2019年ですかね。 よし頑張っていこう!!

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